ではそのような状態にどうやってもっていくか。


それは前述の馬車のたとえでいえば、揺れ動く心(手綱)を意識(御者)がしっかり方向を定めてやることです。


それができれば人馬一体で快適な人生の旅ができることになります。


そのような心境になるために、病気になった人にぜひ知ってもらいたいこと、それは喪失感をなくすことです。


病気になると何を思うか・・・。


ほとんどの場合、健康のありがたさなのです。


病気になってはじめて健康の大切さを知るのは基本的にはよいことです。


しかし、それを失ったものと考えてはいけないのです。


病気になることは健康を失うことではない。


健康の大切さを理解し、新しい健康を手に入れるために病気になるのです。


病気になることは健康への第一歩だと私は思っています。

意識は3つに分類されています。


顕在意識、潜在意識、超意識の3つです。


この3つの意識のはたらく状態は、脳波の測定であるていど知ることができます。


人間が起きて活動しているときの脳波はべータ波ですが、これは顕在意識のはたらく状態と考えられます。


くつろいだときや眠りに入る直前の状態はアルファ波で、これは潜在意識がはたらく状態。


そして深い睡眠状態あるいは悟りの境地のようなときの脳波はシータ波、デルタ波ですが、これがいわば超意識の状態と思われます。


べータ波は外的意識のときにあらわれ、時間と空間をともなう肉体的感覚のときにあらわれるということが証明されています。


アルファ波とシータ波は精神的世界である内的意識のときにあらわれます。


デルタ波はいちばん深い意識のときに出るようです。


このうち人間にとって意識が集中し、カンやひらめきなど、超能力が発揮されるのはアルファ波のなかでも10ヘルツ前後のミッド・アルファ波のときだといいます。


いわばこの脳波状態のとき、人間は生命体としてもっとも環境に適した行動をとります。


自己免疫力も最高度に高まった状態になると考えられるのです。


そのような状態にもっていくのが、病気治しにはいちばんよいわけです。

心と体の関係はどんなものなのでしょうか。


インドにうまいたとえ話があります。


一人の人間を馬車に見立てるのです。


馬は「体」、馬の手綱を「心」、そしてその手綱をコントロールする御者が「意識」で、乗っている人間を「本当の自分」とします。


そうなると御者(意識)の操る手綱ぶりがひじょうに大切になってきます。


これを間違うと体という馬はとんでもない方向へ走って行き、馬車は暴走するかもしれません。


心は手綱ですからそれ自体は馬(体)を左右することはできない。


意識のコントロールによってはじめて可能になる。


だから意識がとても重要だということがおわかりになるはずです。


この意識というものをどう誘導していくかが人生の分かれ目になります。


ここで思い起こしていただきたいのは意識の構造です。

プラス思考で病気に取り組むこと・・・。


みなさんはこれをむずかしいとお考えでしょうか。


たしかに、むずかしいかもしれません。


でもよく考えてみてください。


自分の心のままにマイナス思考をすれば、確実に病気は悪化するのです。


病気を治すにはまずふだんの生活のなかから、自分にとってマイナスにしか感じられないことを追い払う必要があります。


それには他人の短所より長所を見るのです。


暗い面より明るい面に目をやることです。


不思議なことに、そういう目でまわりを見ると、他人に対しても、長所ばかりが目につくようになるのです。


自分のことより他人のことに目がいくようになります。


思いやりとやさしさという、素晴らしい心が生まれます。河成鎮作氏によると、それによって、あなたの気の流れは外に向かって活発になり、病気に振り向けられるぶんが少なくなります。


体は知らずに健康体になって、あなたの人生そのものが明るく楽しいものになります。


プラス思考はあなたを健康にするための最強の武器といってよいものです。


病気は心と体の関係がわからないと、よく理解できません。

具体的な方法は・・・


両手をゆっくりとからだの前に回してきておへその上で重ね、少し静止したあと、時計の針の方向へ8回、だんだんに円が大きくなるように回します。


その後、反対方向にだんだん小さくなるように8回回して動きを止めます。


両手の回転運動はできるだけゆっくり、おなかへの圧力は小さめに。


最後はおへその上に両手が重なるようにのっているようにします。


それからその手を静かにおなかから離し、日常生活へと「復帰」していきます。


どうですか?


下半身にどっしりした安定感がありませんか?


頭や首がすっきりと軽くなっていませんか?


目が明るく物がよく見えるようになっていませんか?


何もしないレッスンが、そしてエンディングがうまくゆけば必ずこうした手応えが得られるのです。


でも、最初からだれもがそうなるとは限りません。


なんとなく、ああ気持ちよかったと感じるだけでも、この段階では充分よい気功ができたといえるでしょう。



さてこのエンディングを「収功」といいます。


収功の目的は前述したように気功の状態かち日常の状態へとソフトランディングすることです。


具体的にいえば、全身ありとあらゆるところにおこっていた「非日常的な」感覚が一段落して日常感覚に戻り、そしてセンター(あるいはその奥)に集中した充実感が残るようにすることです。


そしてエンディングにはそれに適した「潮時」があります。


日常から地続きに上昇して気功の状態に入り、勢いがおこり、その勢いがしだいに収まるのを感じたときがそれです。ボ


ディータイムの考え方でいうと、人間のからだの波は90分を1サイクルとしていますが、私のエクササイズの経験でいうと45分から90分の間で1サイクルを終えることが多いようです。


もちろんこうしたサイクルを感じるようになるためには、相当の経験が必要です。


初心者の段階では疲れを感じそうになったとき、なんだか飽きそうなときにエンディングすればいいでしょう。



年間、対中国輸出2~300万ヤードの実績をあげていた英国も、黙って物流センターによる日本綿布の進出をみていたのではありません。


広幅の金巾木綿が弱くて中国人の需要に不向きであり、しかも価格においても中国木綿よりも高いという不評をうけ、ようやく中国向け輸出品の改良にのり出してきました。


ですから、まだ進出まもない日本綿布が英国金巾に対してどこまで迫ることができるか・・・。


日英綿業の対決というほど大げさなものではなかったにしても、日本綿布にとって将来を占うひとつの試金石でした。


その結果はどうであったのでしょうか。


明治22年における日本綿布の輸入は、萌縞木綿、2万8000ドル、染手拭、5万2000ドル、晒白地木綿・幅9寸物、3万8000ドル、同幅1尺2寸物、4万4000ドル、合計約16万2000ドル。


・・・比較的順調なスタートではありましたが、まだ大したことはなかったのです。


ところが明治23年夏になって日本木綿緬の輸入が増加しました。


そして外人の店にも日本人経営の雑貨店の店頭にも並べられるようになりました。


「何もしない」ということは気功の状態へよりスムーズに、より無理なく入っていく手段だということはもうおわかりいただけたと思います。


首尾よく気功の状態に入り、その境地をある程度味わうことができたら、エンディングが問題になります。


なにしろ日常とはだいぶ異なる世界で遊んでいたのです。


プツンと終わりにしてすぐに日常へとカムバックすることはできません。


そのためにはある程度の手順が必要です。


これをおろそかにすると終わったあとしばらく不快な感じが残ったり、何かアンバランスな状態が続いたりすることもあります。


見方を変えれば、プツンと打ち切ってもどうということがなかったとしたら、それは気功の状態にはいなかったということだともいえるでしょう。



代表的な臥功は、寝てする気功の型です。


左右どちらかを下にして横になり、下の脚を柔らかく伸ばし、上の脚はわずかに曲げます。


下の腕は曲げて枕の上に置き、上の腕は軽く伸ばして太ももの上に置きます。


一般的には右を下にしたほうが楽です。


しかしその人の重心や、位置によってその逆の場合もあります。


感覚で楽なほうを選んでください。


形ができたら、それがどこにも無理や負担のない楽な姿勢となるように微調整し、全身のちからを抜きます。


あおむけ姿勢に比べて背中の開放感があり、その分背骨周辺の気感はおこりやすくなります。


難しいのは首の部分が完全にゆるむようにすることですが、あごをこころもち引くとうなじが自然に伸びた開放感がでるようになります。


そして、何もしない。


10分、20分、30分。


30分何もしないでいられれば、1時間でも2時間でも続けられるはずです。


からだも心もすべて「ゆだねる」ということ。


何に?


今のあるがままに。


ただゆったりと、自分の存在のすべてを投げ出すように自分を横たえてあげます。


快いからだの重さや何か自分の存在がまわりの空間に溶け出していくような感じや、どこかある部分が小さく振動するような感じや、あなた固有の「反応」があらわれてくるでしょう。


それは決して一律なものではありません。


100人いれば100人の体験があります。


それを起こすのではなく、じっと待っているのです。


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