両足を肩幅に開き、両腕をダランと体側に下げて何げなく立ちます。
ただ立つ、ひたすら立つレッスンです。
何も難しいことはありません。
古代の中国の農民たちが中腰の作業を長時間にわたって続けるなかで腰のあたりにだるさを感じ、その疲れをいやすために腰を伸ばすように立ち上がる。
その時言葉にならないほどの爽快感を覚え、そのまま立ちつくした、おそらくそんな経験の蓄積がこの立つ気功の背景にあるのでしょう。
だからあくまでも心楽しく安らかな気分で立ちます。
最低でも10分は立ってみてください。
ある「体験」をするのにはやはり20分は少なくとも必要ですが。
何もしない・・・これは実は動かないことではありません。
動いているのです。
腕も脚もからだも。
それは前後、左右、上下、ありとあらゆる方向への動きであり、その結果現象としては静止しているように見えるのです。
それでは頭の中もめまぐるしく動いているのでしょうか、もちろん静止してはいません。
しかし特殊な興奮状態にあります。
それは非常に安定した、透明な境地であり、そして、だからこそ、からだの中でおこるさまざまな動きが、きわめて微細なものも含めて感じられるようになるのです。